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私たちについて

About us

History of establishment

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設立の経緯

国際交流事業

私たちは2015年8月より、日本語学習支援・国際交流事業を行ってきて、副代表理事の山口とタパをはじめ、ボランティアで日曜日に日本語教室を開催してきました。

日本語の学習以外にも季節の行事も実施し、お花見やバーベキュー、小瀬の鵜飼い鑑賞や玉入れ大会の参加など地域行事や遊びを行い、実習生たちの集まる場としても機能していました。

そんな中、教室で聞く会社や生活での困りごとに、 日本語講師としてできることの限界を感じ、設立代表であるタパまどかは関市ソーシャルビジネス大会にて技能実習生生活支援事業で最優秀賞を受賞。

2020年3月より個人事業主として、技能実習生や特定技能生をはじめとした技能実習生の生活教育支援を行ってきました。しかし活動する上で、外国人の背景や課題も多様化し、社会的な影響の面でも限界を実感しました。そのためNPO法人化し、事業拡大することとなりました。

Thoughts on establishment

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設立の思い

タパまどか 代表理事 タパまどか

私自身も国際結婚し、夫はネパール人、子供が2人います。

外国籍の方が他国で生活すると、3つの壁にぶつかると言われていて
1つめは言葉の壁、2つ目は制度の壁、3つ目はこころの壁です。

夫は来日時、簡単な挨拶をすることしかできませんでした。今では接客業で不自由なく働いています。漢字は苦手ですが、ことばの壁は一見クリアしたように見えます。それでも一緒に生活をしていると、わからない言葉や表現に出会ったり、日本人特有の習慣や態度に戸惑うこともあります。言葉の壁をの りこえても、こころの壁は今でも傷つくことや腹の立つことに多く遭遇します。

私の2人の子供たちはどうでしょう。2つのルーツをもち生まれてきましたが、どちらのルーツにも誇りを持ち、どちらの国の家族とも関係を気づき育っていってほしいと願います。実際はバイリンガルに育てるために、言葉だけでなく環境やどうやって育てていくのか悩みますし、ルーツに誇りを持ってもらうために2国を行き来するために、経済的余裕もなければなりません。

また成長するにしたがい2つのルーツのある子供たちは、「いじめや差別などにあわないだろうか」そんな心配も多いのです。私のような国際結婚をし、さまざまなルーツの子供を育てる親だけでなく、日本にはもうすでに多様な人々が生活しています。 「多様性をもっと受け入れられるような世の中になってほしい」「家族が日本古来からある考えや習慣などで傷ついてほしくない」それが私の正直な原動力です。

外国人が他国で生活するときには、誰もが言葉をはじめ、制度や文化、こころの壁にぶつかります。外国人は日本語でコミュニケーションを図ることができれば、生活に問題ないと考えがちです。

しかし、それだけではありません。そのほかの壁は個人だけでは解決できない社会的な課題も多くみられます。私たちはそれらの多くの壁が、何らかの支援や配慮によって、取り払われた状態になって、はじめて平等な社会であると考えます。

私たち大人は、すべての子どもたちの未来のため、より良い社会を次の世代につなげていく責任があります。そのためにはまず、外国籍や様々なルーツのある子どもの保護者らが、安心して、こころ豊かに安定した生活を送ることが必要です。そうすれば、その子どもたちの家庭や学習環境がさらに良いものになり、彼らがこの先の将来、困難に立ち向かい、乗り越え、より豊かな未来や社会を築くことができると信じています。

私たちはすべての子どもたちが、平等に教育を受ける機会を得て、心も体も元気で、そして豊かで安心して生活を送ることができるような社会の実現を目指します。

Business content and future

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事業内容と今後の展開

特定技能外国人生活教育支援事業

特定技能外国人を雇う企業様から委託を受け、母国語通訳の派遣をはじめ、専門職種取得のための支援、日常生活の困りごとの相談・助言、病院受診の付き添いサポートなど

多文化共生推進事業

地域が外国人を受け入れるために、壁をとりはらわれ、町がもっとお互いに寛容になり地域課題を国籍関係なく解決する社会を目指します。 まずはその一歩でお互いを知ること、距離が近くなることを目指した地域での楽しいイベントの企画、開催や「やさしい日本語」の普及活動を行っていきます。

NPO法人として外国人の支援を継続して行うには、従来ある形の補助金や寄付金などに依存せず、収益事業を確立してビジネス化する点も大切と考えています。外国人支援を中心に収益事業と社会的に必要な事業をうまく合わせ、より細やかな事業を確立できるように、模索中です。

今後の事業展開

今後の活動展開

  • 特定外国人生活教育支援事業の企業案件を増やし、収益を安定させる。
  • 地域住民と外国籍住民の交流事業。防災時に地域住民と外国籍住民と連携しあえるしくみや関係づくり。
  • 孤立する外国籍の保護者(特にママ)のコミュニティづくり
  • 海外ルーツのある子供たちの母国語や日本語学習サポートの環境づくりや連携のしくみづくり
  • 外国籍児童や海外ルーツのある子供の親たちのサポート(就学前サ ポートなど) 地域の企業と社会課題解決していけるような仕組みや 事業展開